八ヶ岳山麓に咲く愛らしい5月の山野草たち
5月。八ヶ岳原村に、いよいよ新緑のシーズンがやってきました。
新緑のグラデーションがとても美しく、たくましい生命力が感じられる野草がたくさん!
八ヶ岳ブルーと八ヶ岳グリーンのコンストラストも、これから最高のシーズンを迎えようとしています。
落葉樹の葉が全て落ち、枯葉だらけのお庭が、今は色鮮やかに変化する。
毎日刻々と変わる野草たちの変化に、自然界の命の移り変わりの不思議さを感じずには入られません。
そしてその中でも、毎日の発見で胸を踊らせてくれるのは、春の愛らしく可愛らしい、可憐な山野草のお花たちです。
そして、こんな鮮やかなお花もあります。
この花を見てください。
この、この世のものとは思えない生命体。名前はケイマンソウ。別名「タイツリソウ」とも言われます。まるで鯛が釣り餌を加え釣られているような姿をしています。ハート型がとても可愛らしくまるで、イヤリングのよう!!原村にきて、初めて出会ったときはワクワクしました。まさか、自然がこんなに自分の奥にある刺激を呼び起こしてくれるなんて思っても見ませんでした。
そして、その他にも入れ替わり立ち替わり、お花が咲いてくるのが見られます。
正直、ここへ移住するまでは、お花にそこまでの興味を持ちませんでしたが、ここにきて、なぜこんなに庭に咲く花に惹かれるのか分かりませんでした。
その後、近くの山野草を専門に扱う園芸店の方にその話をしたら、
「それは、原種だからだよ」と、教えてくれたのです。
私はそれを聞いてすごく腑に落ちました。都会で花屋さんで並んでいる花は色鮮やかで、派手な美しさがありますが、人工的に交配されたものです。私は無意識にその、不自然さをキャッチしていたのかもしれないなと感じました。
まだまだ、KIKIリトリートベースのガーデンには、多くの山野草がこれから見られる事でしょう。
その一つ一つを愛でて楽しむ事が、日常の楽しみの一つになっています。
いかがでしたでしょうか?
皆さんも、もし5月から10月頃までの季節にこちらに来られたら、きっと野山に行くとひっそりと可憐に咲く美しい山野草が見られるでしょう。是非、ありのままの自然な美しさを放つお花や野草たちと出会って見て下さいね