イワサキ マサヒコ
岩崎 公彦
グラフィックデザイナー・ネイチャーナビゲーター・タキビスト
■担当プログラム
森のリトリート・焚き火
Mission Story
「波乱に満ちた家庭環境だった
幼少〜少年期」
小学校1年生頃に両親が離婚。しばらくして、新しい母親と実の父親との暮らしが始まりました。
義母にはなかなか甘えられず、なにかと感情を
抑えていた日々でした。
一方で絵を描くことや、人を喜ばせたり、
驚かせたりする事が好きで、
そんな時はいつもワクワクしていました。
高校生の頃、ツーリング用の自転車に乗るようになり、新聞配達をしながら足腰を鍛え、お金を貯めました。
ツーリングやキャンプで訪れたこの八ヶ岳エリアに
感動し、度々通うようになりました。
高校卒業後は東京のデザイン学校へ行き、
卒業後はデザイン会社へ就職。
その後はデザイナーとして経験を積み、
20年前の35才の時に独立。
東京で家族を持ち、デザイナー仲間と
シェアオフィスを立ち上げたり、
スタッフを抱えてデザイン事務所を都心で
経営していました。
順風満帆でしたが、次第に事務所を回すための
様々なストレスを抱えていました。
都会的なスピード感、競争、資金繰りなど
精神的に疲弊して限界を感じ、
まずは自分が心地よいと思う環境に変えてみようと、
場所探しの旅が始まりました。
「拠点を東京から八ヶ岳原村に移し、得たワークライフバランス」
現在、八ヶ岳原村に拠点を置いて5年。
コンビニまで歩いて60分、森までは歩いて1分の
高原エリアで生活しています。
まるで水槽や虫かごに入れられた生きものが自然に
還るようなイキイキ感を実感する毎日です。
特に森の力に私は救われました。
この精神的安静感と五感を揺さぶる感覚が、
デザイナーやフォトグラファーとしての
感性をより高めてくれています。
そして、今までのアウトドア経験や、
原村の森を日々歩くことで
感じたこと、受け取ったことを活かし、
自然と人をつなぎ、
人に癒しと健やかさを感じてもらうための
「森のリトリート」も
ウェルネスデザインとして活動をしています。
「クリエイティブ&ウェルネスの場を八ヶ岳原村の森に創りたい」
今、益々世の中が閉鎖的な状況の中、心身ともに
疲弊している人や、それさえにも気づかずに、
様々な病気にかかる人が増えていくでしょう。
私自身も現在は、両親の難病に向き合いながら
身近な問題として受け止めています。
私はこれから、自然欠乏症候群となりつつある
未来を担う子どもたちや大人たちが、
自然の中で私たちが本来持つ感性や
五感の解放を受け取ることで、
創造力とインスピレーションや心身ともに健康へと導く「クリエイティブ&ウェルネス」を
実現していこうと、様々な取り組みに
チャレンジしています。